みどり

グリーンバレットのみどりのレビュー・感想・評価

グリーンバレット(2022年製作の映画)
3.8

シネマ1
殺し一瞬、後処理一生。

最強殺し屋伝説国岡の続編
国岡さんが殺し屋合宿のインストラクターを務める本作はミスマガジンの子たちとの企画ではあるけれど日常生活に殺しが存在しているのは前作と同じで安心する

女の子たちの等身大っぷりも含めて
生きづらい世の中、殺し屋になるほうがいいのかもという理由がそれぞれにおもしろい

生まれも育ちもちがう6人がラストにかけて心を通わせていく様子が愛おしい
父から厳しく指導されるも結果が伴わず苦しい思いをしてきた鹿目の努力が報われてよかった。
私はというと頭のねじがぶっ飛んでいる沖田ちゃんが好きです。きっとこの子人気だと思う
何度もカメアシの大坂くんに笑わせられました。前作で地雷の注意してたのに…の人です。

銃の使い方からはじまり、顔を見合わせてカレー食べながら笑えるようで笑えない話をしていたらこの合宿がまるで林間学校のよう。
初対面女子たちの、なんとなくこの子となら馬が合いそう、そんな距離の詰め方にも共感して。

6人のキャラ立ちがうまいのでラストにはもれなくみんな好きになっているし、
前作でダサかった真中が本作では見違えるように変化していたので彼の株が上昇すること間違いなし!
あの国岡さんが女の子たちにたじたじな姿が見れてかわいいです。
でも決めるところしっかり決める。かっこいい。
それにしても殺丸はなにしてるのかな〜会いたいな〜…

阪元監督には国岡さんシリーズ◯◯編、で続編を作り続けていただきたいという気持ちです。
国岡さんが好きなので見せ場だとか彼にスポットが当たるという意味で前作のほうが好きだけどこちらはこちらで楽しい。

生きてて生産性のあるものだけじゃなくて無駄なものの積み重ねが後々いいものになってたりする
みどり

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