Yukiko

ベルベット・ゴールドマインのYukikoのレビュー・感想・評価

4.5
2018年12月8日
『ベルベッド・ゴールドマイン』 1998年製作
監督、トッド・ヘインズ。
他の監督作品にルーニー・マーラ主演の『キャロル』
ボブ・ディランのことを描いた『アイム・ノット・ゼア』
がある。

ニューヨーク。
新聞記者アーサー(クリスチャン・ベイル)は、伝説のロック
歌手 ブライアン・スレイドの記事を任され、調査をしていく。
イギリスのロンドンで人気者だったロック歌手ブライアン
(ジョナサン・リース=マイヤーズ)はステージ上で狂言自殺
をし、そして行方不明となった。
ブライアンの売り出しの頃のマネージャー、やり手の
プロデューサー、結婚していた妻、そして彼の恋人であり憧れ
のロック歌手、カート・ワイルド(ユアン・マクレガー)らに
取材をしていく。


いい曲がいっぱい!!
しかし、初めて聴く曲ばかり。
かっての昔流行った曲が流れているのかな?
でも、知らない曲ばかりだ。
この映画は、主役のブライアンがデヴィット・ボウイ、
カート・ワイルドがパンクのゴッドファーザーと言われる
イギ―・ポップのことを描いているらしい。

この時代のこのようなビジュアル系の音楽をグラムロックと
いい、魅惑的であることを意味する英語の"glamorous"を
意味すると。
男性でも濃いメイクをしたり、煌びやかでけばけばしい衣装を
まとって歌ったり、中世的なイメージのファッションや行動を
したりしてロックを歌うアーチストのことをいう。
それがデヴィット・ボウイやTレックスのマーク・ボランら。

しかし、この方たちの曲を殆ど聴かなかった私は、
Tレックスと言えばコウモリ化粧!(kissと間違えている)、
デヴィット・ボウイと言えば、ビジュアル系スター!としか
知りません。
この映画で、この方たちの曲がジャンジャンかかっていたと
するのなら、いい曲がいっぱいですね♡(^^♪
認識改めます!!

更に、パンクロックというと、もっと遠い感じが…
イギ―・ポップという名を初めて聴きました。
Google musicでイギ―・ポップが加入していた
ザ・ストゥージズの曲を聴いてみましたよ♬
いい曲、あるじゃん!!!
映画の中でのステージパフォーマンスに驚き目を見張る!

フィクションでありながらも、実在アーチストの事実を
元に描いた映画で、内容がとても濃いです。
グラムロックのこと、パンクロックのこと、知ったことが
多い。 
それらの曲を見かけに惑わされず偏見なく、いっぱい聴く
機会となりました(^^♪

映画のタイトルは1971年発売のデヴィット・ボウイの曲の
タイトルから付けられたものです。

それから、Tレックスとkissがごっちゃになっているのを
知り、改めて両者の音楽やビジュアルの違いを再認識した
次第です。全然違うよ、ねぇ!
Yukiko

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