元ネタとなった銀行があるらしいですね!全く知りませんでしたがまずその事実に驚きです。たしかにすこしノンフィクションの風味がありました。
ストーリーとしては巨大銀行の陰謀に挑む刑事たちのお話。もはやマフィアレベルで都合の悪い人間を殺していくのでかなりおっかないです。どこから手をつければいいんだろうかさっぱりわからない状況、もしかしたら自分も死ぬかもしれないという危険にさらされながらも、巨悪は裁かれるべきとの信念を固く持って戦う主人公たちはやはりカッコイイ!
主演はクライヴオーウェン。あ、このまえキリキリの映画に出てた人だ!って感じ。わりとワイルドな風貌なので刑事役はよく似合います。ナオミワッツもやたら存在感薄いですけど好きな女優さんなので出てるのが嬉しい。
最初を見るかぎり重厚なドラマベースで進むのかと思いきや、意外にもエンタメ寄りなドンパチシーンも盛り込まれていて期待以上の面白さでした。社会派のエッセンスはわりと薄めなのでそこ期待しないほうがいいかも。あと僕、陰謀モノ好きなんですよね。だから裏でコソコソやってるオッサンたちがたくさん出てくるだけで楽しいです。それを置いていてもしっかりサスペンスしてたし楽しめるんじゃないかと思います!美術館のシーンは綺麗でしたよ!