えそじま

東京の宿のえそじまのレビュー・感想・評価

東京の宿(1935年製作の映画)
3.4
戦前東京下町の工場街。子連れ放浪生活の喜八と、同じ境遇の母娘の人情味溢れる交流が描かれる。

ネオレアリズモらしからぬ哀愁、自首する喜八の背景に上がる花火、原っぱに座る親子を望遠で捉えた情景、貧乏親子のエアお酌が微笑ましくも悲しく胸を打つ。


※メモ
原作者ウィンザァド・モネ(with out money)とは、小津安二郎、池田忠雄、荒田正男の合体ペンネーム
えそじま

えそじま