2018/8/5鑑賞
数え切れないほど鑑賞しているが、今回は恩師バーンスタインの流れを継ぐ佐渡裕指揮の東京フィルが演奏するシネマコンサート、という貴重な機会。躍動感溢れる音が弾け映画の世界の深みが何十倍にもなるようなオケの演奏はもうオーバーチュアから感動しまくり、「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」の怒涛の流れで中盤でもう涙(笑)。今後再観賞する際に物足りなく思えてしまいそうな迫力だった！映画ならではの静と動の切り替えが曲の存在感をこの上なく高めているし、これ程シネマコンサートとの相性が良い作品もそうそうない気がするなあ...
2010/4/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
「午前十時の映画祭」にて再鑑賞(チケット競争率が格段に高かった...)。やっぱりスクリーンだとただでさえ凄い躍動感が段違いだった。一気呵成に流れ出すオープニングを筆頭としたレベルの高い、画面の隅々まで計算しつくされたダンス。そしてどれも耳に残り一つだけ選べといわれても困るバーンスタインの秀逸な楽曲の数々。古典のストーリーは単純かつ結構重苦しいのだが、一方で能天気なミュージカルにはない現実感も伴い世界に引き込む強烈なパワーもある。好き嫌いはあるだろうが、ミュージカル映画としてはもう完璧に近い名作。
