セイラ

ファンタスティック・プラネットのセイラのレビュー・感想・評価

3.7
・宮崎駿氏の『ナウシカ』にも影響を与えたカルト作品
・全身真っ青の生き物に人間が虐げられている惑星が舞台
・学ぶことで人間が脅威となっていく過程が興味深い
・カンヌ国際映画祭アニメ史上初の審査員特別賞受賞
・切り絵アニメの手法が使われた圧巻のシュール芸術

世界中のアニメーターが一度は観るべき作品だと
言われているとデザイナーの友人におすすめされて鑑賞。
人間が蔑まれている系、ナチスを想起させる系が
顕著に苦手な身としては若干のトラウマ。

大虐殺と言えどグロテスクな描写がない。
にもかかわらず気持ち悪い。
それを創り出したシュール原画のローラン・トポール、
不気味な音楽を担当したアラン・ゴラゲールには
頭が上がらない。
空間に閉じ込めて薬物でさよなら
はナチス感が拭えず息が詰まった。

人類は学識を得ると狂気になり得るのだろうか、
と考えさせられる作品。

---ドラーク族を制する!アイシングクッキー---
食べてみたいお料理は作中に登場しなかったので
色々調べたら
「ファンタスティック・プラネット」✕中西怪奇菓子工房。
のコラボフードというのを見つけて
人間としてドラーク族食べておくか。と思い。

『マリー・アントワネット』でマカロンを作ったときに
用意した食紅を使用。
アイシングの材料は粉砂糖とお水と食紅。
クッキーの材料は定番のものだけ。
自然界に青い食べ物なんてないからか、
絶妙に気色悪いクッキーが完成します。
---
セイラ

セイラ