panpie

ファンタスティック・プラネットのpanpieのレビュー・感想・評価

3.8
冒頭から描写が凄くて外国のアニメーションのレベルが高くて驚く。
しかも1973年の作品とは!
世界観は「進撃の巨人」を思い出したが人間を食べたりはしない。
人間はドラーク人の子供のペットにすぎない。
野蛮でゴロゴロ子供を産み頭が悪いと思っている。
瞑想シーンが気持ち悪いが美しかった。
テールの服がいつも面白い。


出てくる生物だったり建物だったり凄い想像力に富んでいてやはり70年代という人間の黄金期に作られた作品だ。
現代ではこんな奇抜なデザインは思いつかないのではないか。


ティバの所から逃げ出してからの展開が変わる。
どちらが正しいかと戦う所はやはり人間の本来の姿を表している気がする。
とうとうドラーク人が毒ガス兵器を開発して人間達を皆殺しにしようとする所など戦争を思い起こさせる。
ドラーク人の高度な文明を学習して人間達が戦いを巻き返して行く。


これはトールの物語だと思った。
一度目は正直ハマれなかったのだけど返却する前に観直してみたらなかなか73分という短い時間に凝縮された反戦映画だと思った。
目を離すと展開が早くてあっという間に進むので一度目はフィルマしながら見してしまったので分からなかったのだと思う。(-_-;)
加えて割と残酷な内容なのにフランス語が耳に優しいし美しい色使いが私を捉えて離さなかった。
観直したのはDVDに収録されていた「かたつむり」のお陰だ。
こっちが思いの外面白かったので観直してみようと思えた。
ありがとう、かたつむりくん。