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夜明けまでバス停でのhrt2308のレビュー・感想・評価

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)
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スクリーン3

高橋伴明監督作品。実際の事件を元にした作品と知っていただけに、覚悟して観始めた。コロナの影響で居酒屋店を解雇された主人公の三知子(板谷由夏)が住む場所を失い、街をさまよい歩く辺りまでは、厳しい展開が続く。

しかし、三知子がホームレスたち(柄本明、根岸季衣ら)と知り合う一方、店の店長だった千晴(大西礼芳)が上司であるマネージャー(三浦貴大)の不正を暴き三知子たちを救うための動きが描かれていくと、映画にホッとした空気が流れてくる。

社会に対する怒りを内包する年老いたホームレスたちにより世の中を少し知った三知子が千晴に不敵に笑みを浮かべるシーンに救いを感じた。

三浦貴大の腐れぶりに感心、ルビー・モレノの変わりようにビックリ。
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