てるる

ダイアリー・オブ・ザ・デッドのてるるのレビュー・感想・評価

3.0
正直、ロメロ監督にはPOVに手を出して欲しくなかったかな…

ロメロ監督もジョン・カーペンター先生と同じく、何撮ってもB級感しか出ない人。

それはそれで好きなんだけど、POVにしちゃうと余計にそれが際立ってしまう。

ロメロ監督らしく、走らないゾンビ、そして裏に隠された社会問題。

今回はYouTubeやSNSの台頭で変わりつつあるメディアや、それを受け取る側の問題などを散りばめる。

この映画は2007年制作で、今ほどYouTubeなどが浸透してない時期。

そんな時期にこの先に起こりうる状況を予測し、映画に取り入れる先見の明と鋭さはロメロ監督ならでは。

ただ、それはそれとして映画として面白いかと言われれば微妙。
ストーリーや演出、キャラクターも凡庸に感じてしまった。

ラストも「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」とあまり変わらないし。
てるる

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