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ハーティー 森の神のowlマンのレビュー・感想・評価

ハーティー 森の神(2021年製作の映画)
3.0
象の群れと森を育て・守り生きているスミトラナンダンは“森の男”“森の神”と呼ばれていた、そんなある日森の開発によって高く強固な壁が作られてしまう...

人間のエゴによる森林破壊や象・生物の生息域の侵害、腐敗した警察や政府vs“森の神”etc...な映画でした!!

象の演技が素晴らしかった!
象の瞳から“怒り”も“悲しみ”も伝わってきます...

直近で『RRR』『バンバン!』を観ているのでキレッキレなアクションではありませんでしたが...齢60歳のスミトラナンダンのアクションシーンは“森の神”と言われているような“動き”や闘い方で良かったです!

都会での書類を巡っての追走劇も見物ですし、スミトラナンダンの動物っぽい首の動き(獲物に狙い定める豹や鷲みたい)もカッコいいです!

結構なシリアスなストーリー展開で、歌と踊りがあまりない2時間40分の上映時間は、正直くたびれてしまいました💦

開発側にいる、象使いの・シャンカルの象との信頼関係にもグッときました!いつかは2代目の“森の神”となるんじゃないかな!!

とことん、警察の方や政治家、開発に携わる人々へのフラストレーションが溜まります!私が象だったら踏みつけてやりたいっ!!!!


...ただ因果応報でめでたしめでたし!には自分は思えないラストだったので...色々と考えてしまいます...

他のユーザーの感想・評価

かくわ

かくわの感想・評価

3.5
リゾート開発によって住処を追われたゾウを守るため、先祖代々見守ってきた「森の神」、そして森の民達が立ち上がる。

…途中から「これ、『平成狸合戦ぽんぽこ』じゃん」って思ってから、ゾウ達が狸に見えるようになりました(すみません、ちょっと盛ってます)

7月公開の作品がようやく地方に。
最近封切りされた『スーパー30』や『響け!情熱のムリダンガム』、公開を控えている『RRR』など同じインド映画(言語は違う)と比べ、すごく地味な作品(Filmarksのマーク数も少ない)ですが、基本的なフォーマットに乗っているので安心して観れる(笑)
インドでは身近な動物であるゾウを全面に打ち出した作品は珍しい気がします。

原題は『हाथी मेरा साथी 』(haathi mera saathi)何気に韻を踏んでいる。
直訳の〈ゾウ 僕の友達>だと、friendより親密な友達(associate)なのが伝わりにくいからなのか、邦題は少し方向性を変えている。けど、観終わった後に改めて原題を考えてみるとやっぱ、associateは重要なポイントな気がします。

ヒンディー語
字幕翻訳:小尾恵理

2022-202-157
GAMAKO

GAMAKOの感想・評価

3.6
特徴_________________

森の神ラナさん、土地開発で大事な森やゾウをめちゃくちゃにされて激おこ!映画
___________________

ラナさん!頑張れ!頑張れ!ラナさんとゾウさーん!
なテンションの映画でした😂

バーフバリのバラーラデーヴァー様とはまた異なるパワーキャラクターを演じていらっしゃる。
本作では、人とあまり関わらず独りで森を守る(森の生物と心を交わせる)スミトラナンダンという野生男を。

これはあまりにも富豪陣がひどい。
でも不利になるのはどうしたってコミュニケーション能力に欠けた方なんですよね。
なんか、もう、こんなに回り道したら、
しょうもないアミューズメント施設いよいよ建っちゃうじゃん!?
というほどの年月が経ちます。

なんとかここまで延ばせているのも、
野生のゾウさん達が反抗してくれているお陰なわけですが、
目には目をゾウにはゾウを手法でそこに投入される、
ゾウ乗りのシャンカルがまた一悶着。
とりあえずチョトゥがかぁいい。
最後は全員が立ち上がって、いや、立ち塞がって…?くれる展開はいつ何時でも胸熱です。

割とCGがチープだったり色々とボロは感じますが、
ツッコミどころは全部ラナさんの顔力(がんりき)に任せたぜ👍️……っていう潔い感じは好き。

パンフレットみたいなポスターはデザインがかっこよくてお気に入りです😊
pioDam

pioDamの感想・評価

5.0
森の神が象さんになでなでされたとこで泣いちゃったよね( ; ; )それにしても森の神顔がいい…さすが神…

このレビューはネタバレを含みます

女体というだけで本当にレイプの対象になる
森のために戦ってる
愛する女の人を弔うための復讐
警察公職の人間、マジで腐りすぎ
全て自分の筋書き通りになるとおもいすぎ

ただ、社会問題を扱った作品として問題提起がうまくできているか?と言われたら別にそんなかなあ
軸がどこにあるのかが分かりづらい気がした
ナオト

ナオトの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが良かった。主人公がゾウを射殺した誤解も解けて和解でき、ゾウたちも平和に暮らせるようになって良かった。
じぇん

じぇんの感想・評価

3.0
内容的にはやや説教臭いものだけど、演出やらコメディセンスがやはりハリウッド映画とはひと味違って面白い。何より主演のラーナーさんの演技力が光ってるな〜と感じた。利益ばかり考える企業、隠蔽工作する政府などなど人間の黒い面と自然の豊かさとの対比
みや

みやの感想・評価

3.4
人間のエゴで森林破壊するのを止める森の神の話。

森の神は、バーフバリで暴君バラーラデーヴァを演じたラーナー・ダッグバーティ。
こんなに肩幅君だった⁉︎ってくらいの大男。他にはゾウ多数。
動物と会話できる設定だからか、鳥が首カクカクするみたいな動きしてた。でも象を説得できない。笑

大臣、企業、警察連中がクズ過ぎて、みんな踏み潰されれば良いと思いました。
ESG

ESGの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2時間半超の上映は決して短くないが、それだけの見どころは詰まっていた。派手なアクションや急に歌い出すといったインド映画要素を序盤で出しきったかと思えば、スーパーマンの主人公が役人にハメられて裁判で負ける様はまるで異世界転生モノ。

怒り狂ったゾウたちが壁を壊して更地に戻すエンドかと思っていたが、意外にも政治的な解決だった。環境大臣が孫娘に「悪いことしたの?」と疑われるシーンも皮肉が効いていて好き。
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