犬里

カラオケ行こ!の犬里のレビュー・感想・評価

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
4.7
合唱部の少年とヤクザの、歌をきっかけにした奇妙な友情…!それだけでもう面白い。原作未読だけど映画が面白かったので漫画も読んでみたい。
自分自身が学生時代に合唱をやっていたこともあり、部活のシーンは非常に共感できる点が多くて、ジーンと来てしまった。歌って、いいよなぁ。青春って、つらいよなぁ。
全体的にコメディなんだけど、変わっていく(変わらないままではいられない)人や街並みに対する愛情と哀愁を感じる作品で、とても良かった。
綾野剛演じる狂児の、いい加減だけど優しくて、愛嬌ある感じがなんかすごく良い。
クライマックスの「紅」の歌唱シーン、涙なしでは見られない。声楽の歌い方とマイクを使った歌い方は違うし、声変わりしつつあって高い声が出せなくなっているし、でもそんな中で総実くんが熱唱するシーンはもう感動。

ヤクザの役でチャンス大城さんが出てて、発言や振る舞いがほぼ本人役みたいな感じだったのでめちゃくちゃ笑っちゃった。キティの兄貴、かわいい。
テーマソングであるLittle Glee Monsterの「紅」も最高。中学生の合唱部と一緒に歌っているのだけれど、この合唱パートがよく合っていて、映画のエンドロールで流れた時はジーンと来てしまった。

この映画見た後に、自分も無性に歌を勉強したくなり、声楽レッスンに申し込んで、習い事として始めることにしました!!
犬里

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