龍馬

感染列島の龍馬のレビュー・感想・評価

感染列島(2008年製作の映画)
3.7
映画「64ロクヨン」の瀬々敬久監督の初期の作品で、新型ウィルスがもたらす脅威を描いたパニックヒューマンドラマ。

上映時間は138分間で、ちょっと長く感じてしまいました。

ウィルスが日本列島に広がっていくあたりの時間の経過を、文字で表現しているのですが、その辺りの緊迫感が感じられませんが、目や口から血を吐き出し、死んでいくウィルスの怖さは目を覆うものがあります。

ロケは日本とフィリピン。
フィリピンロケは結構、緊張感もあり面白いですが問題は日本ロケの緊迫感のなさ。

妻夫木聡と檀れいの演技でもっているようだけで、もう少し工夫が出来なかったのか?

最初のシーンを含め時間を18分短縮し、編集でスピード感と緊張感が出せなかったのが、あと一歩のれなかった原因かな。

檀れいは「たそがれ清兵衛」「母べえ」に続く3作目ですが、今回は今までと全く違った役柄で映画の中での存在感が十分あり、妻夫木君は相変わらず上手いです。

新型ウィルスが発生すると日本はこうなっていくのかと思えば、怖い作品です。

悪くはないのですが、キャストもいいだけにもったいない感じがしました。
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