あお

感染列島のあおのネタバレレビュー・内容・結末

感染列島(2008年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムのお勧めに出てきてこの時期じゃないと観なかったかも。
評価低いけどそこまで悪くはなかった。
12年前の映画なのに医療現場で起こっているであろう状況、海外渡航歴のある人物からの感染などわりとリアル。

1番最初に出てきた飛沫感染のCGが今テレビの情報番組で流れていそうな映像で、ドキッとした。

そのわりには飛沫感染って最初から言っているのに医療現場や感染者と接する人々が防護服やマスクを徹底していないのがちょっと心配になる。
そりゃ、うつるだろ…って。
切迫した状況の中映像で語り合うシーンとかツッコミどころ満載な部分は所々ある。
感染者拡大の人数とかこの状況のわりに多すぎじゃないかとかリアルな現状見てるから思っちゃうけど…

まぁ映画だし、ストーリーを展開するためにもそこまで深く追求しなくてもいいんじゃないかなとも思った。

協力してくれる医師や看護師に挙手させたシーンは感動した。

登場人物が沢山いてそれぞれの人生、思い、立場が盛り込まれているのは面白かった。

養鶏場の親子の話、檀れいが途上国の子供を養子にしていた話、感染源が実は感染者の女性の東南アジアでお医者さんをしている父だったとか、上げればあげるほど設定が細かくて感心する。

養鶏場のお父さんが罪なく死んでしまったのは悲しいけど、娘さんが感染源の医者の娘のおかげで助かって本当に良かった。
そのせいで悪化する展開にならなくて良かった…。

コロナが流行っていない時に見たら違う評価かもしれない。
けど悲しい終わり方にすると重いから、これはこれでいいのでは。
あお

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