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キラーカブトガニのスズキのレビュー・感想・評価

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)
2.9
面白いところはあるんだけど、良くも悪くもという感じ。

サメではなくカブトガニに注目した点とか、カブトガニがDJをはじめる悪ノリとかはいいんだけど、ゲロや猫の死体をそのまま映してたり、障がい者をイジってるように見えるところとかは論外だし、白人しか出てこないとか、最後まで女性は男性に助けられ続けるとか、そういうのは萎えてしまう。

冒頭の意味不明な海辺セックスとか、無意味なお色気とか、安っぽいCGとか、全然前後のつながりがないとか、脱皮して人間が被れるサイズになるとか、バカバカしくてめちゃくちゃな展開は笑えるからいいんだけど、グロとか差別は笑えない。その辺に注意しながらでも面白いB級映画は作れるはずなのに。

良く言えばB級映画マナーに忠実なんだけど、必要な部分はアップデートしてほしかったな。余計なストレスを観客に与えないでほしい。そういうのを気にしない人が制作側にもファンにも多いのは知ってるけど。あと余計なシーンも多くて60分くらいで見たかったな。

ポスターがよくできてて、期待してしまったのも良くなかったかも。
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