ねぎおSTOPWAR

THE WITCH/魔女 —増殖—のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)
4.0
これはパート2があるって知ってからだいぶ待ちましたよね?
みなさんそうだと思うけど、期待が高まり過ぎて、逆に評価が厳しくなるかもと。😆

《以下早々に若干ネタバレします》











わたしとしては、総じて良かったです‼️
また次もある喜びと、あのキムダミがまるで某ドウェイン・ジョンソンのようで😆
泣きそうでした💧

映像的なこと言うと、前作では一部特撮部分がアナログだったので、そこの進化がまず見事でしたねー。まあだいぶスピードで胡麻けていたとも言えますが😅
もう凄すぎて「ワンピース」かって。
どんな覇気‼️ギアいくつじゃいっ‼️と。
強さの表現に欠かせないのがやられていく人間の演技ですけども、あのチンピラ役チングがわたしは好みでした。約束を守らないとか、一旦怯えるとか、サイテーでありつつ、あの痛がり方‼️🤕
あの上海系男子も良かったです。

****

パクフンジョンって、こうした韓流ノワールをブランド化した功績のあるメンバーの一人です。リュスンワンとキムジウンに脚本を提供し、その後、自身監督デビュー。
この人の作品はグロ満載でどうしようもない男たちの怒りやらが"躊躇いなく"発揮されるわけです。言わば香港の挽歌周辺の感じ。また今作シリーズまで、ほぼ女性が描かれなかった。ちゃんと出てくるようになったのは近3作です。
さらに2010年以降顕著になってきた韓国映画のオールイン化というか、要素がふんだんに上手に入れ込まれる化で言うと、パクフンジョンにはそれがない!
もうマンガ的な擬似世界。
ちょっと現世があったけどまた戻っちゃった笑
・・でもね、今回のパク・ウンビンが演じた女性だけは過去の彼のテンプレから逸脱している印象。・・良い意味です。


いや何も責めてるんじゃなく、ある種彼の作風って韓国の流行から取り残された感すらあるのに、こんなにワクワクしている自分が不思議。彼なりに進化していて、人間の深みが出てきたから尚更。

まだイ・ジョンソクとチョ・ミンス女史がほぼほぼシークレット状態ですからね、パート3以降の覚醒、爆発が楽しみ!
特にチョ・ミンスさんは「嘆きのピエタ」で大ブレイクし、この一作目とドラマ「謗法」で路線が確定してますから、〈狂気のアジュンマ〉としてさらに期待です,どんな生々しくもいわゆる〈恨ハン〉が詰まっているのか・・。

次作公開、来年あたりにはお願いしますねっ‼️



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