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GOのuのレビュー・感想・評価

GO(2001年製作の映画)
4.5
クドカン×窪塚
面白くないわけがなかった

学生のうちに観るのが
一番響きますね。

社会からの抑圧によって
溜まりに溜まった怒りが
爆発するシーンは、
やっぱり見ていて気持ちがいい。

僕の好きなゲーテの言葉に、

自分自身の道を歩いて迷っている
子どもや青年の方が、
他人が作った道を
正しく歩いている人々より、
私には好ましい。

というのがあるんです。

作られた道を歩くだけなら、
整備もされていて安心できる。

でもそれじゃ意味がない。

自分自身で道を見つけて
歩いて行かないと、
生きる意味がない。

なによりだせぇ。

父親にボクシングの心得を
教わるシーンは、
正にそのことを言っていた。

広い世界を怖がってちゃ、
内と外に押し潰されて
死ぬだけなんだよなー。

説教されているようでつらい。
納得してしまうからつらい。

つらくても走る。走り続ける。
望むものに希望は与えられる。

自分の望む人生が
どんなに厳しい道でも、
諦めずに歩いてやろうと思える、
青春ムービーでした。

俺は!俺だ!
がかっこよすぎた。

在日アジア人の実情については
全然知らないけど、
こんなに厳しいものなのかなー
と気になりました。

まだまだ無知だなー。
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