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GOのhirokeeenのレビュー・感想・評価

GO(2001年製作の映画)
3.8
第二次世界大戦後、故郷や仕事の有無を理由に朝鮮へ帰郷できず、日本にとどまりながら生活を続けた朝鮮人・韓国人がいた。彼らは”在日朝鮮人・在日韓国人”略して”在日”とよばれた。戦後から50年以上の歳月を経た現在、幼き頃から日本人と同様に日本で育ち成長した青年(在日2世や3世)の視点から、普通に生活しているだけで”国籍の違い”を理由に差別される青年の苦悩と葛藤を描き出す。「俺は何者か」。この問題は在日2・3世に限らず現代の若者が共通して直面する悩みでもあるのではないでしょうか。”在日は悪”と教育・洗脳する現代日本社会に一石を投じていて、私たちの身近に根付く「人種差別」を浮き彫りにした社会派作品。
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