はみ

サハラのカフェのマリカのはみのレビュー・感想・評価

サハラのカフェのマリカ(2019年製作の映画)
3.8
時に砂嵐が舞うサハラ砂漠の道路沿いにポツンと立っている1軒の小さなカフェ。年老いた女主人マリカが一人で営業している。メニューもサービスも決して良いとは言えないこの店に、砂漠のオアシスのように惹きつけられて立ち寄る人々。交わす会話にこの地ならではの社会の有り様が垣間見えて、日本から遠く離れた異国の地を実感する。
体格からして存在感のあるマリカお婆ちゃん。子供はおらず1匹の猫を娘のように可愛がる。傍から見ると独り暮らしで年齢や健康面など心配な面が多々あるが、彼女は現実をあるがままに受け入れ、堂々と砂漠の中で日常を営んでいる。砂漠の景色に溶け込んでいるようなこのカフェとマリカお婆さん… 今もこのカフェは営業しているんだろうか?マリカお婆ちゃんは変わらずお元気なんだろうか?
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