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野いちごのaneragasのレビュー・感想・評価

野いちご(1957年製作の映画)
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冒頭の夢のシーンが、好きだ。秒針のない時計、光と影の対比。不気味だが、そこに恐怖は感じない。
若さと老い。生と死。全ての生き物において、切っても切れない運命にあるもの。(今のところは)
今あるこの日常はいつかは消え薄れ退廃し、家族も、勿論自分も、あっという間に年老いて、いずれは死に至る。当たり前のことだけど、想像もできない、必ず訪れる現実が突きつけられた。

一方で、野いちごが実る庭や木々の間から溢れる陽射しは決して衰えることも廃ることもなく、とても穏やかで美しかった。。初めてのベルイマン作品。