長年の功績により名誉博士号を授与される事になった老医師イーサク。息子の妻マリアンを乗せて車で大学へ向かう道すがら過去を回想する。
カーズWSA様のレビューを見て鑑賞。
印象的なシーン
・奇妙な夢①針のない時計 馬車 棺
・子供の頃の思い出深い場所
・途中道連れの若者サーラと男2人
・危険運転のアルマン夫妻は険悪
・イーサクの老母の家に寄る
思い出の宝箱 針のない時計
・奇妙な夢②医師試験→ある日の情景
・授与式 息子とその妻は…
・アグダとの会話
若いサーラはかつての婚約者サーラとそっくり、彼女を離したくない男2人はかつての自分と弟のようです。
そのサーラはアンデシュの脚が好きだけどヴィクトルが医者になるから彼を選びたいようです。
かつて弟にサーラを寝とられた?イーサクは若いサーラに別れ際おじさんの事が好きよと言われしみじみします。
弟に持っていかれて悲しさや情けなさがあったでしょうが特に嫌われていたわけではないと知らされたような気持ちがしたのでは?
奇妙な夢がかなり好きでした。
自分の老いや死を潜在的に感じているのを改めて突き付けられた感じです。
「冷たい優しさ」でかつての妻を許した罰は普通の罰「孤独」でした。
彼はこの1日の旅で、自分に足らなかったものに気がついたのかなと思います。
名誉博士となった訳ですが自分の老い先を考えた時、自分を肯定できる心持ちができたらそちらの方が嬉しい事ですね。