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レジェンド&バタフライのTMのネタバレレビュー・内容・結末

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

The legend & butterfly
初日ドルビーシネマで鑑賞

良かったと思った点
・衣装やセットの豪華さ。お金かかってると一目でわかる。ポスターのビジュアルデザイン(特に金背景で顔アップに手書き文字のやつ)なども最高にカッコいい
・トムクルーズがどの映画でもトムクルーズなように、木村拓哉は木村拓哉。信長の自由奔放なキャラクターと合っているし、序盤の尻に敷かれるのは新鮮。魔王になった所の風格は流石すぎる
・綾瀬はるかは今が全盛期
・ラストの生存説を描写したところ。ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド的なIfストーリーにするのかと一瞬思いましたが、本能寺の変の直後の安土城が、あんなに静かな訳がなく所々違和感があるので途中で妄想だと何となく分かる。ただ、信長は本当にあのタイミングでは亡くなっていなかったかもなーと想像させてくれた
(船の先に立つキムタクは完全にジャック・スパロウのコントをしているキムタク)

気になった点
・若い時の信長が木村拓哉な必要性
・所謂「合戦」シーンが少ない。信長の人生においてターニングポイントとなる合戦はほぼカットされている。今までの映画で散々擦られているからなのか、スポットを信長と濃姫に当てておきたいからなのか。個人的にはもう少し合戦シーンが観たかったなぁと思いました。
・信長と濃姫以外の人物描写が少なく、側近の動機などが分かりづらい

2時間50分の長い映画ですが、ビジュアル的に分かり易く山場と感じるシーンが少ないので、割と淡々と進んでいく感じでした。
時代劇の派手なアクションや合戦を期待して観に行くと少し拍子抜けすると思いますが、「The legend&butterfly」のタイトル通り、信長と濃姫の壮大なラブストーリーが観たい方は楽しめると思います。
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