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レジェンド&バタフライのakeのレビュー・感想・評価

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)
3.9
泣けた…!本作は織田信長と濃姫の壮大なラブストーリーです!
歴史を一切知らなくても楽しめる物語となっていますが、登場人物や地名、時代の情勢など、説明は少ないので歴史を知っていたほうがより楽しめるとは思います。

製作費20億円。邦画として破格の製作費をかけられた本作。エキストラの数や、武具のクオリティ高さに製作費の多さが伝わってきました。
主演二人を演じた木村拓哉と綾瀬はるかは流石の演技力。この二人が主演で良かった。
クスッと笑える序盤の展開から中盤にかけて重い物語へと変化していき…最後には本能寺の変が描かれています。
本作は、織田信長と濃姫の関係性を描いた物語のため、合戦シーンがほとんど描かれていません。戦にいくぞ!のシーンがあったと思えば、合戦はカットされ、勝利した後にシーンが飛びます。桶狭間の戦いすらカットされています…ここは少しだけでも演出してほしかった…!

・織田信長と濃姫の関係性
合戦シーンが少ない。しかし!それでも面白いと感じたのは、織田信長と濃姫…この二人の激動の人生を体験できたからです!
作法などない若き信長に政略結婚する濃姫。最初は大人しく見える濃姫だけど、いざ信長と二人になると濃姫は言いたい放題!これに激怒する信長は刀を抜くが、あっさり濃姫に負けてします…!このシーンは凄くコミカルに描かれていて滅茶苦茶面白かったです!笑
最低最悪の出会いをした二人だったけど、信長の命の危機を濃姫が救い、また濃姫の危機を信長が救う。若き二人が徐々に心を通わせていく展開が本当に面白かった。

・織田信長は魔王へ…
天下分布のために、魔王へと成る織田信長。部下の罪は全て信長が背負い覇道の道へ…。
序盤のコミカルな展開から一転、物語は中盤からシリアスな展開へ進んでいきます。濃姫との関係も徐々に壊れていく。見ていて本当に辛い展開が続きます。そして最後は本能寺へ…。

・まとめ
中盤からシリアスな展開へ進むにつれ、信長と濃姫の関係も崩れていきますが…これは信長と濃姫のラブストーリー。それが最後に繋がっていきます。

誰もが結末を知っているであろう本能寺の変。ここで、まさかの展開も…!クライマックスについては賛否ある内容となっています。
しかし、3時間で織田信長の人生を描くのは尺が足りないと思っていましたが、濃姫との関係を強く描くことで、最後まで楽しく見る事ができました!

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