くまくま

追想のくまくまのレビュー・感想・評価

追想(1975年製作の映画)
3.3
第二次世界大戦中、ドイツ占領下のフランス。
美しい妻とかわいい娘、彼にとっての「愛しい日常」を奪われた家柄はそれなりかもしれない中年医師が1人でナチス・ドイツの軍人たちに徹底的な復讐を果たす話。
「追想」という邦題に相応しく、現実の「復讐」と医師が妻や娘と過ごした過去の幸せだった場面が常に交錯しながら進む復讐劇。
過去が美しく輝いているだけに、その復讐していく場面の激しさが際立つ。
ここまで激しい行動に駆り立てる哀しみと怒りの深さに胸が痛む。
ロミー・シュナイダーの愛らしい、それでいて香り立つ色気が魅力的。
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