容赦ないとても哀しい話だった、大好きなフィリップ・ノワレ、彼が哀しむ様子が辛くて😢ノワレとロミーの美女と野獣的な夫婦がとても良かった。
フランソワ・ド・ルーベのテーマ曲が何と美しいこと!
ロミー・シュナイダーは儚げな女性がよく似合う、それは彼女の人生が波乱に満ちているからなのかは分からないけれど。
哀しみを知り尽くしている彼女だからこそ、家族や幸せがどんなに素晴らしい事なのかを痛感させてくれた。
ナチスよ、あそこまで残酷になれるのは何故なのか!
だが、ジュリアン=ノワレは復讐するのだ!
『追想』は、オラドゥールの虐殺という出来事を元に作られている。レジスタンスの見せしめの為に全く関係の無い平和な村の600人以上の村人を虐殺したという。この村は今もそのまま残されているそう、殆どの家の屋根が焼けて無くなっている。
ロベール・アンリコはノワレに憎きドイツ兵を皆殺しさせ、ノワレを生き延びさせた、あまりにもやるせない歴史に、映画上でのせめてものうさ晴らしをしたのかも知れない。