困ったちゃん

四月の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

四月(1962年製作の映画)
3.8
丸文字のクセを強くしたような書体で著されたオープニングタイトルが印象的。

歴史的にロシアの影響を受けていることが多いというジョージア映画。映画素人にはその影響の詳細はよくわからないけれど、この監督の各作品の年代と製作国を眺めるだけでも少なからずロシアの影響を感じることができて興味深い。

若いカップルの愛の醸成を、その生活の変化とともに描いたお伽話のような作品。音楽や生活音(特に靴音)がかまびすしく耳が忙しい一方、目を見張るモノクロの世界では目も休まることがなかった。ジャケ写にもなっている大樹の顛末がロマンティック。

タイトルの「四月」については謎のまま…
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