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10億ドルの頭脳のmiumiuのレビュー・感想・評価

10億ドルの頭脳(1967年製作の映画)
3.6
ハリー・パーマーシリーズ第3弾。
前2作がサラリーマンスパイのリアルな戦いと冷戦期の緊迫感を描いていたのに比べ、今作はなんだか荒唐無稽…
登場人物が入り乱れるからか、いろんな組織が出てくるからか、途中から置いてけぼりになってしまった💦 今でいうところのスーパーコンピュータと思われる「頭脳」の設定も何だかわかりにくかった。(原作はあるが途中からは随分違う展開らしい)

ハリー・パーマーシリーズらしくないのを除けば、音楽も衣装もキャストもとてもとても素敵。
謎めいた美女役のフランソワーズ・ドルレアックはひたすら美しい!(交通事故で夭逝したため本作が遺作だとか。残念。)
舞台のほとんどが北欧、東欧の寒い地域、ハリー・パーマーおなじみのサラリーマン風コートスタイルに加え、モフモフのお帽子姿が見られる。お似合い。
テキサス由来の組織、雪上を追いかけてくる敵集団など『キングスマンゴールデンサークル』のビジュアルイメージはこれが元ネタかなあ、なんて思ったり。

中盤からはハリー・パーマーのトレードマークの黒縁眼鏡を何故かやたらと外すシーンが続き、そのときの色気とイケメンっぷりがすごい。
リアル・スパイ映画ではなく美男美女を堪能する作品のつもりで観ると満足。
今ならTSUTAYAの発掘良品コーナーにあるけれど、前の2作品も置いてほしいなあ。