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バーバリアンのoimoのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半、ママが出てくるまでが一番怖かった。

自分なら何があっても先客の居る(しかも男)スタッフの居ない宿泊施設には絶対に足を踏み入れない。土砂降りだろうと台風だろうと車があるならさっさとその場を離れます。しかも朝になってからの周りの風景に心底ゾッとしてしまった…。いやいや流石にクチコミとか調べない?もしくは今までの利用者全員殺られてる…?ママ達は食糧どうやって調達してるんだ、と疑問に思ったけどもしかして犠牲者達の持ち物で食い繋いでた…?(にしても限界がある気がする…)
現れたのがペニーワイズじゃなくても無理。どうしてそこで「私どうしたらいい?」と自分の運命を相手に委ねるのか。駄目。絶対に駄目。女一人旅をまず舐め過ぎてる。
というかペニーワイズの優しさが逆に怖い。風呂上がりを待ち構えてる感じとか無理過ぎる。どうぞお構いなく。話しかけないで欲しい。学会があるから周りの宿泊施設全部埋まってるよ、もかなり怪しいと思ってしまった。まず対等じゃないその状況で一緒に酒盛りとか無理だしそいつと恋は始まらない。シーツ折角洗濯したのにその中に入ってキャッキャしたら意味無いだろいい加減にしろ。あと勝手に財布や小物入れを開いたりもしないし部屋の扉は秒で施錠する。
…という感じで、主人公のフラグ回避能力の絶妙な低さ(まぁホラー映画の主人公が現実の一般女性と同レベルの危機回避能力やモラルを持ってたら話が展開しないので仕様ですが)に戦慄させられる前半はずっと嫌な緊張感を刺激され続けて面白かったです。

後半はドント・ブリーズ一作目の正統な続編といった感じの普通なホラーでした。

ママ…攻撃力も耐久力も最強でしたね。
ただ変態の犠牲者ってだけで十分可哀想なのに更にデフォルトが全裸の怪物扱いって残酷過ぎて素直に怖がれなかった。赤ちゃんに固執してたのもずっとあの男に妊娠を求められ続けたからなんだろうと思うとかなりしんどい。お腹いっぱいです…。
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