ゆうめし

ノット・オッケー!のゆうめしのレビュー・感想・評価

ノット・オッケー!(2022年製作の映画)
3.0
ディズニープラスで。

Netflix映画っぽい内容。

冒頭で光の点滅の注意のテロップ表現あり。それはよくあるからわかるけど、その次に女性の不快な行動がありますとの追記が。初めて見る注意書き。そこまでする?って思ったけどテロ被害を描いてるから念入りにしたのかな。
その注意書きとすでに主人公が炎上してボコボコに叩かれてる状態を頭に持ってきてて「さぁ、これからこの主人公のバカな行動を見届ける気持ちを作ってな!」って製作陣からの思いを受け取った。

主人公ダニーは実家はお金持ちで両親と仲がいい両親も仲がいい、ビジュアルも細身で美人の部類に入るであろう。しかし、肝心の中身がダメダメ人間。
インフルエンサーのコリン(ディラン・オブライエン)の気を引くため、パリのライター研修に行くと嘘つく。エッフェル塔と自分の写真を加工しまくり。あの赤いベレー帽はリリー・コリンズのネトフリドラマ『エミリー、パリへ行く』のパロディだよね。笑
凱旋門で朝食~ってインスタにアップしたらその直後にパリでテロが発生。当然フォロワーや両親から安否の連絡が入る。ここで全部嘘ですって言えば傷は浅くすんだのに、嘘がバレる恐怖よりもみんなに心配される承認欲求を取っちゃったダニーはやっぱりダメ人間。

ダニーと出会う本当のサバイバーの10代の銃規制を求める活動家ローワンは黒人の女の子。ダニーの嘘を指摘した人はレズビアンの同僚ハーパー。と、正義感ある役どころはマイノリティの人たちってのも今風。

ラスト、ダニーは炎上自助サークルで助言を貰いローワンに直接謝りにいこうとしてローワンの演説を聞きにいくんだけど、ローワンはダニーにめっちゃキレてる演説をして許さないって言ったのよね。それをきいたダニーはローワンと会わず会場を出て行って終わり。
従来ならダニーがローワンに謝るシーン入れそうだけどそれがなかったのは良かったかな。謝ってすむ問題じゃないからね。
ゆうめし

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