旅行からの帰りの飛行機でずっと見ていた。
映画の冒頭で世界観の説明を文字でする映画は地雷の法則が発動したけど、世界観は良い。とても良い。大好きな「プロスペクト」に空気は似ている。空気は。
富裕層による貧困層に対する支配の根源となっている、1代限りで子孫を残せないように遺伝子操作された穀物のDNA解析をしてそのプロテクトを外そうと独力で研究を続けるヤングケアラーの物語だ。
ディストピアな映画でロボやアンドロイドやドローンがコンピューター制御でもでなくAI制御でもなく、すべて生体技術で作られたものというバイオテクノロジーに全振りしてるのは珍しいし面白い。
しかしその肝心のDNAの解析やら工学的実験とかドローンの修理やら何やらがちょっと適当すぎるような気がする。
それに遺伝操作された１代限りの穀物が支配の根源だとか言う割に森がめっちゃ茂っとるやないかーーい
と思った。
うーーん。惜しい。続編ができそうな雰囲気やけどぜひ作ってほしいな。
