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秘花の一のレビュー・感想・評価

秘花(1971年製作の映画)
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海辺の廃船。若松プロお得意の屋外限定空間を使った節約術。全共闘がダメになり、三島由紀夫が自決し、『死にたい女』『噴出祈願』と同じく厭世モード全開。途中、吉沢健のフラッシュバックとして『狂走情死考』の映像が引用され、実はその後日談だったということがわかるが、69年時点でこういう敗北感というのは結構示されていたよなー。横山リエやっぱりいいですね。そしてついにこのあと若松と足立はパレスチナへ向かうわけなのです。
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