猫脳髄

オカルトの森へようこそ THE MOVIEの猫脳髄のレビュー・感想・評価

3.6
白石晃士の最高傑作「オカルト」(2008)や積み残しが多かった「カルト」(2012)のテーマ、そして「コワすぎ」シリーズの監督・助監督ペアのパターンを用いたモキュメンタリー、POVエンタメホラー。

相変わらずのクトゥルー神話的終末劇と謎の超能力者、カルトや狂人めいた登場人物(筧美和子の存在感!)、そして安いVFXとシラコー要素満載の、唯一無二の作風となっている。

ただ、その作風の枠組みを超えるものではなく、ややクリシェ化してしまった感はある。久しぶりにシラコー節を堪能できたが、まだまだ新展開を期待したい。

(鑑賞時には「映像酔い」注意。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来の催吐性がある)
猫脳髄

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