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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)の少女Mのレビュー・感想・評価

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「そのままの君が好きだよ」

のび太より少しばかり生きて擦れた私の心は捻くれているので、額面通りに受け取れない、受け取りたくない天邪鬼な気持ちも浮かんじゃった。

だけど、「そのままの僕を愛してくれよ」

いつだって、心の奥底で叫んでいる気持ちを代弁してくれた。

そのままの自分を見つめて、パーフェクトじゃない自分も君も、大好きだって抱きしめてあげたい。

なんだか泣いちゃったな。

永瀬廉くんの声優良かった!

他のユーザーの感想・評価

ふな

ふなの感想・評価

5.0
号泣。
しかも4.5回泣きました。

物語の全体の流れ、伏線回収、各キャラの良さ
全てが引き立っていて見ていて引き込まれる映画でした。

やっぱりのび太くんとドラえもんって本当素敵な二人組。

毎年劇場版ドラえもん見てるけど、本当毎回毎回が神作だと思ってます。(今年は特に)
敵のボスの声がフリーザで親近感湧いたw
来年も楽しみです‼️
しん

しんの感想・評価

4.5
こんなに泣くとは思わなかったしのび太の優しさが五臓六腑に染み渡った。あと永瀬廉くん演技上手すぎません?
m

mの感想・評価

5.0
全人類が観るべき 心が清らかになる
ドラえもんだからこそできる素敵なお話
特別扱いされがちなしずかちゃんの欠点も言ってるのが良かった
「馬鹿げたことが悪いことだと、どうして考えるの?何世紀もの間、人間の愚かさも賢さと同じくらい大切にして育ててやれば、愚かさからもひょっとすると何か貴重なものが生まれて来るかもしれないわ。」
-ザミャーチン(川端香男里訳)『われら』岩波文庫、p198

パーフェクトな人間になれる理想郷<パラダピア>という予告と、出木杉がトマス・モアの『ユートピア』を紹介する冒頭から、これは……と思ったら案の定ディストピアものだった。
暴力的じゃないジャイアン、意地悪をしないスネ夫、0点をとらないのび太? 人間は間違いを犯す生き物で、歴史から争いが消えてなくなることはない。“完璧”を目指すためには人間の心をなくすしかない、そう考えたかつて社会の落伍者であった科学者は、仮初の理想郷を生み出した。

意外と今までなかったタイプの悪役だと思った、最初はパラダピアの理想を共有していたのび太(たち)と、次第に価値観が衝突していく展開は楽しめた。ただ、子ども向け作品ということもあり、キャラクターたちの主張により悪役側の理想が一方的に破壊されるというのは、主義を押し付け返しているような側面も孕んでいるのかなと思った。でもチャップリンが言うように、すべての映画は何かしらのプロパガンダなので……。

作画が綺麗だし、盛り上がる感動シーンもある。行動が自己犠牲的なのは分かりやすさに振っているという感じだが。服装やゲストキャラ、パラダピアのワクワクするようなデザインで良かった。
エンドロールのソーニャのシーンでうるっときちゃった〜。
q

qの感想・評価

3.0
私が2040年以降に生まれていたらユートピア最高!と言っていたかもしれない。

映画で世界は変わらないと分かっているが、変えるつもりで作っているととある人が言っていた。変えられるとすればそれは児童向け作品の面を持った映画なのかもしれない。藤子・F・不二雄先生の力は凄まじいが、映画としては満足できない。映像への昇華を求む。

このレビューはネタバレを含みます

初めて獲得した心からの「やりたい」が、共に命を張ろうとした友を撃ち落とし、生還させようとした、だったのが!!
それは互いの「やりたい」を強く尊重したのだというその事実が!!
そしてなすすべなく友を見送るしか無いのび太たちのあの無力感に満ちた顔が!!!!!
こんなにも涙するシーケンスを久しぶりに観た、本当に良かった…………

このレビューはネタバレを含みます

 あらすじ
 出来杉君から学校で理想郷の存在を聞き、理想郷に想いを馳せるのび太。裏山でねっころんで空を見上げていると三日月型の理想郷と思しき物体を発見する。なかなか信じてくれないドラえもんを説き伏せ、三日月型の物体の目撃証言を歴史上の新聞から収集し、旧式の飛行船を買い(ローン)、いつメンと一緒に時空を超えた理想郷探しに出発する...

 巧妙に貼られた伏線、数多くの人間の心を刺激し震わせてきた物語上の理想郷(桃源郷、竜宮城、アトランティス)を題材にとった点、なかなかドラえもんの映画では数少ない空を舞台にタイムツェッペリン(レッドツェッペリンを思い出す)や三輪飛行機など関心をそそられるマテリアルは多かったが、残念ながらいまひとつ物足りない出来だったなと思う。
ソーニャのご都合主義的な復活(将来的に)、のび太ら4人が心を取り戻すシーンが少しあっさり感じられた点がうーん、、
そしてなにより虫に変える銃が登場したときに冒頭のシーンに繋がるのか、と感じた時、その同じ日にドラえもんが二人同時に存在する、というシチュエーションはのび太と新魔界大冒険を思い出した。そして新魔界大冒険と比較しながら(頭にこびりついたまま)映画を見て行く中で最後のシーンを迎えた。新魔界大冒険のラストシーンに比べるといささかインパクトが足りなかったのかと..感じた。

 さて理想郷(ユートピア) 争いや競争のない世界、大きな悲しみや怒りがない代わりに喜びや生きる上で生じる興奮もない、という題材は複数の創作作品で語られているが、私は村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の壁に囲まれている世界を思い出した。
 「それについてはもう少しあとでしゃべろう。まず心の問題だ。君は俺にこの街には戦いも欲望もないと言った。それはそれで立派だ。俺だって元気があれば拍手したいくらいのもんさ。しかし戦いや憎しみや欲望がないということはつまり逆のものがないっていうことでもある。それは喜びであり、至福であり、愛情だ。絶望があり幻滅があり哀しみがあればこそ、そこに喜びが生まれるんだ。絶望のない至福なんてものはどこにもない。それが俺の言う自然ということさ。」

もうちょっと泣かせに来ても構わないよ?と言いたくなる程のあっさりエンドでした
ito

itoの感想・評価

4.4
やっぱりドラえもん最高でした!!たくさんの人に見てほしい、絶対心にドラえもんの言葉が届くと思うから。心が洗われました😭
やばいドラえもんってこんなすごい映画だったんか

だいぶ久しぶりに見たけど全然違う響き方した。やっぱり好き、ドラえもん
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