Azuという名のブシェミ夫人

バッドサンタのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

バッドサンタ(2003年製作の映画)
3.9
公開当時、テリー・ツワイゴフ監督、ビリー・ボブ・ソーントン主演って言ったら私にとって最高ではないか・・・と思ってハードルを上げすぎた。
雰囲気はとても好きなんだけど、ストーリーが甘かったかな。
・・・とか残念がっといて、結局好きだからDVD持ってるけど。
ビリーの顔どアップのジャケットが好き♡

泥棒だから犯罪的にBAD・・・じゃなくて、人間的にBAD。
というか完全にOUT。
ダメっぷりが本当に最低過ぎて、前半でかなり引いちゃう。
ビリーが好きだから見れるけどさ。
お酒の飲みすぎはダメだよ、うん。
漏らすとか以ての外ね。
タバコ・・・・・・だけはやっぱり似合ってて、吸ってる姿がやたらカッコイイから許しちゃうよね。
しかし、実生活でこんな奴近くにいたら許せないが。

おデブちゃんの子供とダメオヤジ。
ストーリー展開は丸わかりでも微笑ましい。
おデブちゃんが無言で見つめるのが不気味に可愛い。
サンタLOVEな彼女は最初変な人かと思ったけど、とても心の優しい素敵な女性。
人との出会いは大切ですね。

サンタってことはクリスマス頃に見たいよね~なんてのは、この映画に関しては全く気にしなくて良いと思うので、季節外れでも鑑賞ください。
ほんとは★3~3.5くらいだけど、ツワイゴフ監督の“社会不適合”な人間達への愛と、ビリーのニヒルな笑顔にオマケのプラス点を。