Filmarks一番乗り。
この世のあらゆるミソジニーに死の鉄槌を!!開幕5分足らずで本筋へ突入するストレートさ。そのあとは割と凡庸だけども。
SNSで女性への加害を煽る男どもを世界各地に転々と渡って制裁してゆく主人公。それをバックアップする謎の裏組織、など劇中でも言われる様にやや妄想じみた設定だが。
まず本編の一番最初に“事実に基づく”というクレジットが入るのにビックリしたが、それは上記の妄想じみた設定ではなく現実で起きている加害そのものについて示しているのだろう。
この世の加害のその殆どは男が犯しているのだと。過激な怒りをアクションへと託した映画だ。主役のイルマ・レークはハードなアクションをよくこなしているが繰り出せる手数も分量もさして多くはない。
元よりアクションのカタルシスを求めた軽快な作風を目指しているんじゃないから期待するべきとこでもないのだが。一見B級アクションのパッケージの中にこういう作風のものが増えていくかもしれない。ありきたりの路線よりは観る価値はあるかと思うがどうだろう。
日本版も本国版もパッケージで銃を構えているが、彼女が劇中で銃を構えることも撃つことはない。むぅ。