鮮やかな色彩が美しい映画でした。
ドラマチックなメロディとともに。
ジュリアンムーアの立ち振る舞いの美しさ。
幸せな暮らしをしていた主婦のキャシーを襲う悲しみが見ていてつらくて、情熱的で。
繊細な映…
普通にメロドラマらしきLGBTとか人種差別メッセージ物と受け取ったけど、もう見るべきはそこじゃないのかも。
とにかく衣装と画面の色が素敵すぎる!ファッションの映画と見紛うばかり。
こだわりの50年代…
なんて色鮮やかな映画なんだろうか。目に映る色が美しく、彩り豊かになればなるほどそれと対称的なストーリー構造の皮肉さを目の当たりにさせられる。
色が溢れていても、可能性を無にしてしまうのが、あの時…
1950年代の幸せな上流階級の一家、その「良妻賢母」に突如ふりかかる夫の同性愛や、庭師の黒人との関係を取り沙汰される差別の災禍を、当時のメロドラマ風の手法で描く。
★トッド・ヘインズ監督の『キャロ…
「肩に手を置く」という特権的なアクションを通じて愛を描くトッド・ヘインズのメロドラマ。メロドラマの教科書としてのダグラス・サークへのオマージュ。50年代赤狩りのスクリーンで決して語られることのなかっ…
>>続きを読む50年代アメリカ東部の誰もがうらやむ幸福なブルジョワ家庭に訪れる恋の悪戯。
いつまでも不平等の上に成り立つ恋の曖昧さ、理屈のなさ、感情の塊を誰が否定できるのか。
社会的な生き物の人間でいる限り、私た…
「キャロル」のトッド・ヘインズ監督。
黒人差別、同性愛、2つの難しい問題を描いた作品。
題材はヘビーだけれど、「それでも前を向いて生きていこう」とする強く美しいキャシーに希望を感じた。
“楽園(エ…
自分の視線を「どちらか」に位置付けさせられる作りだけど、こと日本においては多くの人はどちらでもないだろうし、そこに踏み込んでほしいなと思わなくもない。いやしかしもう音楽と色彩設計と衣装美術が細かくて…
>>続きを読む「キャロル」のトッド・ヘインズ監督作品。古き良きアメリカのメロドラマ風な演出だけど、人種問題や家庭崩壊、女性の生き方など今の世にも通じるテーマが描かれている。アメリカ中流階級の模範的な家庭、そこで理…
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