モールス

奇人たちの晩餐会のモールスのレビュー・感想・評価

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)
5.0
本作が言うところの晩餐会は誰が一番馬鹿な奴を連れてくるかを競う会合のことです。そう聞くと、凄く人を小馬鹿にした気分の悪い作品でないかと危惧はしてたのですが…。それは杞憂で上物のフレンチコメディーでした☆
本作で馬鹿にされている人て、凄くピュアな方で馬鹿にしている主人公の方が逆に翻弄されているところが良いのです。人を笑かそうと意図的にされるよりは、天然な資質からおきる笑いは心から面白いと思えます。関西風に言うと、アホ=面白いヤツに近いかもしれませんね。
また真面目な側面で言うと、人を馬鹿というヤツほど馬鹿なんだという手厳しい見方もできる作品です。気取ったことなく、そんなことを伝える作品て貴重だと思います。一見の価値ありですよ☆
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