カント

奇人たちの晩餐会のカントのレビュー・感想・評価

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)
4.1
個人的カトリーヌ・フロ祭⑦
フランス版「マツコの知らない世界」ザ・ムービー💡本日のゲストはマッチ棒模型のピニョンさんです。

大人気TV番組「マツコの知らない世界」に登場するようなバカで情熱的で偏執を兼ね備えた人達の晩餐会を開こう✨※ちなみに……その番組のMCマツコもデブのオカマで…ヴァギナよりペニスに興味の有る【知らない世界】の住人の1人ですけれど…先日、某議員が“LGBTに生産性は無い”と宣わって話題になってましたが、マツコの「美味しい」の一言に8億円の経済効果が有ると言う見解をどう考えているか教えて下さい😄

▼ブーメランに情熱を注ぎ熱く語る老人。
マッチ棒34万本を使ってエッフェル塔やコンコルドを作成する男。ほんの0.1度の誤差で模型に狂いが生じる事を熱く語る。
富豪のブロシャンさんは、そう言うマニアックなバカを集めて晩餐会を開き“バカのチャンピオン”を密かに決めて楽しむ。

所が、ブロシャンさんったら、ぎっくり腰になっちまって楽しみにしていた晩餐会へ行けなくなった。
クリスティーヌ夫人は「バカの晩餐会」の悪趣味っぷりにウンザリして出掛けてしまう。
往診に来たソルビエ先生も晩餐会には苦笑い。

マッチ棒模型のピニョン氏が来訪。
ピニョン氏はブロシャンさんの愛人マルレーヌや税務官を巻き込んで、ほんの数時間でブロシャンさんの人間関係を瓦解させまくる😆

見ていてイライラする所も多いけれど、本当のバカが露呈する過程が面白い💡

本作を見ていると、私も誰かに笑われているのだろうな、と思う。ピニョン氏の様に笑われても己が道を貫けるのは幸せ。
カント

カント