オーキッド3部作のフィナーレ! は、ずいぶんと淡い恋物語。10歳の少女オーキッドにはそれが何の形をした感情なのかも分かるまい。それが恋だと知れるは数年後。
こういう作品でなぜか印象に残るのは1人不自由を背負う(背負ったように振る舞う)人物だったりするんだけど、今作ではそれがムクシンの兄貴でした。母親を探し続ける粗暴な兄貴、会ってやりたいことといえば力の限り罵倒することだろうけど、それが精一杯の甘えなんだろうなとか本編と関係ないことを考えてました。
まあいいでしょ、どこに感情持ってかれても!
今回のヤスミン・アフマド特集上映、『ムアラフ』は観られなかったけど、『タレンタイム』以外の作品も観られて、監督の一貫した作風や考えも感じられてようござんした。
って、感想書いてんの鑑賞の半月後やけどな!