レネリー

THE KILLER/暗殺者のレネリーのレビュー・感想・評価

THE KILLER/暗殺者(2022年製作の映画)
4.8
劇場にて鑑賞。

年内ベスト確定。

冗談抜きで面白すぎる。
近年の韓国映画はハリウッド意識が強すぎて血生臭さも薄れてしまい、映画としてはイマイチなものばかりだったが、本作は紛れもなく傑作。

妻が旅行に行く際に、同行する友人の娘の面倒を頼まれた金持ちでぶっきらぼうな元伝説の殺し屋。
容姿は優れているがいかんせん冴えないぶっきらぼうで無慈悲な男であるが、最強。
売春させられそうになった娘をあっという間に救い出し、逆に仕掛ける側へと一転。
この映画の見どころは、よくある救出劇ではなく、救出劇は前半で終わらせ、後半は逆に仕掛ける側へと展開していく一度で二度美味しい作品になっているところだ。

まさにナーメテーター映画としていい部分をしっかりと描いている部分に好感を持てる。
アダム・ウィンガード監督作品の「ザ・ゲスト」でも描かれた不良少年から救出する爽快シーンが本作ではずっと続くような感覚。

近年の韓国映画で間違いなく最高傑作に値するダークヒーロークライムバイオレンスアクション。
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