ミミック

ストーリー・オブ・フィルム エピソード7. 西ヨーロッパ映画の革命のミミックのレビュー・感想・評価

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1957~64年、緊張と性。

私的な映画を撮る四人、I.ベルイマン『不良少女モニカ』『第七の封印』触れる事と死をテーマに、『仮面/ペルソナ』茶番暴力不穏、R.ブレッソン『スリ』全画面に主人公が映る演出『タクシードライバー』で踏襲、J.タチ物語より出来事やディテール『ぼくの叔父さん』近代化を皮肉る、F.フェリーニはサーカス『カビリアの夜』で神の不在。ヴィスコンティは神経質フェリーニは騒音好き。

フランスヌーベルバーグの波。A.ヴェルダ『5時から7時までのクレオ』都会を放浪、アランレネ『去年マリエンバードで』、トリュフォー『大人は判ってくれない』少年の主体性、ゴダール自称右派アナキズムな映画テロリスト、『勝手にしやがれ』アップ多用で感覚的、愛やカフェと同じ日常が真実、『恋人のいる時間』の女性のカットを『アメリカンジゴロ』で踏襲。

イタリアパゾリーニ『奇跡の丘』ドライヤーの影響、レオーネ『荒野の用心棒』マカロニウエスタン→サムペキンパー『時計仕掛けのオレンジ』に影響、R.ヴィスコンティ『夏の嵐』貴族を見下ろす、アントニオーニ『太陽はひとりぼっち』内から外へ、アンゲロプロス、イタリアンコメディ『車椅子』、スペインL.ブニュエル、スウェーデン『私は好奇心の強い女 イエロー編』、『ママと娼婦』

西ヨーロッパの60年代の大まかな流れ。特に冒頭のベルイマン·ブレッソン·タチ·フェリーニはこれ以降の映画を語る上での起点となる4人っぽいな。ラストに少しだけ扱った各国のコメディ映画の歴史をもっと知りたい。ハリウッド黄金期からフランスヌーベルバーグ、そしてアメリカンニューシネマとトレンドの波が世界中で影響を与えあってるんだな。
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