きゅうりのきゅーたろう

ストーリー・オブ・フィルム エピソード7. 西ヨーロッパ映画の革命のきゅうりのきゅーたろうのレビュー・感想・評価

4.4
1950年代後半〜1960年
ヨーロッパの新しい巨匠の登場
イングマール・ベイルマン、ロベール・ブレンソン、ジャック・タチ、フェデリコ・フェリーニを軸に彼らの与えた影響を紐解く
イングマールベイルマンしか作品を見たことなかった(しかも『ペルソナ』は難しすぎて理解できず)ですが、彼がラース・フォン・トリアーに受け継がれていることは非常に興味深く、トリアー監督は大好きなので、挫けずイングマールベイルマンに挑んでみようと思いました

そんな彼らの創り上げたものへの革命としてフランスヌーベルバーグにへと焦点が変わる
ジャン・リュック・ゴダールを中心に語られるが、ゴダール作品も1作で諦め気味なので反省です

そして、1960年代のイタリア映画の熱狂!
ピエル・パオロ・パゾリーニ!
ベルナルド・ベルトルッチが彼の初監督作品で助手を務めていたなんて知らなかったので驚きました

同時期のイタリア映画のアイコンとして、セルジオ・レオーネの登場!
これはアツいです
イタリア映画が描いてきたコメディを避けてアメリカでは廃れた西部劇=マカロニ・ウエスタンを手掛ける
新たな技法として編み出されたテクニスコープを駆使して撮ったというエピソードは非常に分かりやすく興味深かったです