フォロワーさんのレビューで、大好きな「瞳の奥の秘密」主演のリカルド・ダリンが検事役と知り観たかった本作。
本年度アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされてます。
1983年民主化後の1985年にアルゼンチンで行われた、軍事独裁政権に対する裁判の実話ベースの映画化。
検事と副検事が、裁判の経験のない仲間と共に奮闘する姿を描いている。
少ない期間での準備、脅しや証言者探しに苦労するが、妻、娘、息子の協力もあり屈せずに立ち向かっていく。
仲間を集める時にする面接が、素人同然の若い子たちなので可笑しい。家族のキャラも良い。
軍事政権が反体制派へした弾圧は惨いが、重すぎない作品です。
ラストの法廷シーンは観応えあります。
本人映像が出てくるが副検事がそっくり。
裁判中の検事が煙草を吸う場面にはびっくりするが、その当時を描くのに煙草って良い仕事をするよね。