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バートン・フィンクのmasayaanのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
4.4
こっちもすげー。「ゲイジュツ家は大衆の身代わりとして私生活を全て犠牲にし、深い苦悩の底から何かをひっつかんで戻り、高みを目指すべきもの」という古典的な浪漫主義ぶっちぎりの男が、たった一人の、どこにでもいる冴えない保険屋とレッテル貼りした男から「他者」としての洗礼を受けるというアウトライン。『ファーゴ』や『ノーカントリー』でどんどん露悪的に反復されていくテーマだが、驚くほどポップにまとまっている。
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