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バートン・フィンクのmotoietchikaのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
4.1
ホテルが舞台で、シャイニングよりも作家の「書けない苦悩」が生々しいサスペンス。
憧れの大作家が腐って飲んだくれてるのに落胆して、その美人秘書と寝るくだりが最高。

隣室の大男とレスリングするのほとんど壁ドンじゃん! と思ってたら急にワイルドアットハートみたいになる後半。
燃える建物のなかをまるで熱さを感じないみたいに立って歩く様子だとか、特にラストの海の写真のちぐはぐ感は本当に気持ち悪い。カモメの墜落。

耳の膿。剥がれ落ちる壁。
この映画は「創作」なんだなと思う。

パルム・ドール作品、24/91
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