バートン・フィンクの作品情報・感想・評価

「バートン・フィンク」に投稿された感想・評価

のび

のびの感想・評価

4.2
この物語は、ひとりの才能あふれる劇作家の若者が、邪悪な存在に触れ続けてしまったことで、その邪悪さにからめ取られてしまった物語と言える。ひとりの才能あふれる劇作家バートン・フィンクは、永遠に凡庸の枠に閉じこめられてしまった。もう二度とそこから出られることはないだろう。

筆が進まずに苦悩するバートンは、三人の男たちと出会う。三人の男たちは、みな親切そうな表情を浮かべているが、その顔の下に冷酷さや残忍さを隠し持っている。あるいは邪悪さとも言えるだろうか。バートンは三人の男たちの邪悪さに少しずつ冒されて、その才能を削り取られ、激しく損なわれてゆく。この物語は、その過程を描く。

そういう意味で、映画『バートン・フィンク』は、非常にグロテスクで後味の悪い一本だ。
ハリウッドとナチ揶揄、個人主義の不容認と作家性の崩壊。
無機質で悪夢的なホテルがツボだった。暑さ故に剥がれる壁紙と垂れる接着剤が内臓のような生々しさ。
酒

酒の感想・評価

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これはちょいもう一回見ないといかんわ
hamamori

hamamoriの感想・評価

3.8
過去の記録
解釈がかなり多いであろう映画で個人的には難しかったな~、
コーエン兄弟の実体験だろうし、大衆と批評家の狭間で揺れ動く部分とか色んな要素の持ち合わせ
1回観ただけじゃよくわかんない
リンチとかわりと苦手だからこれもキツかった

人が暑がってるのって面白いよねー
sc

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4.1
恐ろしいデブ
ニューヨークの若手演出家が、ハリウッドのB級映画の脚本を書くことになるが、うまくいかなくて苦悩する話。

主人公が頭でっかちなタイプで、ホテルの隣室の人物が本能つまり体が先に動く人物である。

序盤から主人公は、ひたすら理性により性欲を抑えているが、隣人に出会ってから徐々にそれが解放されていく。難解な部分もあるが、こう解釈すれば理解できます。つまり、ホテル自体主人公の頭の中であり、頭の中には理性と本能が共存し、互いが出会ったことで、本能の部分が強まる。その証拠に、冒頭女性を絵で眺めているだけだったが、最後には本物の女性と向き合えるようになっていた。
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