バートン・フィンクの作品情報・感想・評価

「バートン・フィンク」に投稿された感想・評価

のび

のびの感想・評価

4.2
この物語は、ひとりの才能あふれる劇作家の若者が、邪悪な存在に触れ続けてしまったことで、その邪悪さにからめ取られてしまった物語と言える。ひとりの才能あふれる劇作家バートン・フィンクは、永遠に凡庸の枠に閉じこめられてしまった。もう二度とそこから出られることはないだろう。

筆が進まずに苦悩するバートンは、三人の男たちと出会う。三人の男たちは、みな親切そうな表情を浮かべているが、その顔の下に冷酷さや残忍さを隠し持っている。あるいは邪悪さとも言えるだろうか。バートンは三人の男たちの邪悪さに少しずつ冒されて、その才能を削り取られ、激しく損なわれてゆく。この物語は、その過程を描く。

そういう意味で、映画『バートン・フィンク』は、非常にグロテスクで後味の悪い一本だ。
たけ

たけの感想・評価

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見たはずだけど印象が思い出せない。
もう一度見る。
ある意味とてもコーエン兄弟らしいと言える作品。不条理だらけの物語を見事にシュールな世界観の中でシニカルな笑いに変えている。それと同時に彼らの作品の中でもかなり不思議な作品でもある。創作活動をする者の苦悩を描いているのは明白であるが、それ以上の"何か"がこの映画の奥底には潜んでいる。

物語は主人公のバートン・フィンクが脚本が書けない不安と焦りと緊張を中心に進んでいく。前半は蒸し暑い閉鎖的なホテルを舞台に彼が悩み苦しむ様子が淡々と描かれ、脚本家の書けないという苦しみが描かれる。ここら辺はまだ分かりやすいのだが、ある事件が起きてから物語はよく分からない方向に進んでいくのだ。

正直後半は知識不足の僕には難しかった。チャーリーはバートンの中に潜む怒りや闇であるということはなんとなくは理解できた。そしてホテル自体がバートンの精神世界を表していて、最後の炎のシーンは彼の怒りや鬱憤が爆発したことを表しているのだろう。しかしこの映画の根底にあるのは"聖書"と"政治"らしい。ここら辺は僕にはちんぷんかんぷんだ。正直僕には"商業主義のハリウッドに対する批判"とぐらいにしか捉えることが出来なかった。コーエン兄弟もこの映画の主人公も同様にユダヤ人であることから、ラストのショットガンのシーンは恐らく"ナチスなどのファシズムへの痛烈な批判"を含んでいるのかもしれない。

しかし、この映画は難解なテーマを持ちつつ観客を置いてけぼりにすることはない。むしろ意味不明になればなるほど引き込まれていくのだ。チャーリーをはじめ、警察官やオードリーは主人公にとってなんだったのか、あの箱の中身は何で何を意味するのか。色々と考察して誰かと語り合いたくなるような内容だ。ただそれにはユダヤ教や太平洋戦争について詳しく学ぶ必要性があるのかもしれない。もう少し勉強しなければ…

(ネットで色々読み漁ってなんとなく理解出来始めた。もう一回観たくなってきた!)
myco

mycoの感想・評価

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私が観たコーエン兄弟の中で1番謎が残る映画。
雰囲気は少しバーバーに似てるかな。
ヌメッとしてると言うか、のめっとしてる雰囲気。
嫌いじゃないというより、むしろ好きだなぁー!
40年代なのでファッションも好きだし、観終わってから勝手な解釈ができるのがまたいい。
どうしても悪い風に想像してしまうけど。。。

やっぱりブシェミの存在感凄すぎ!
sena

senaの感想・評価

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難解…嫌いじゃないけど、私にはまだ難しい。
これが理解できるようになったらもっと面白いんやろうなぁ
rage30

rage30の感想・評価

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コーエン兄弟らしい、シニカルなコメディー作品。

不安・焦り・孤独と、主人公が追い込まれていく感じが面白かった。

主人公のイライラとムラムラ(?)が顕在化した様な、奇妙なホテルも印象的。

人懐っこい様で、どこか不穏で怪しげな、ジョン・グッドマンの好演も光る。

後半に掛けて、訳の分からなさが加速するが、その分からなさを楽しむのも一興だし、意味を推考するのも一興だろう。

一体何が正しくて、何が現実なのか。

あなたも創作の苦しみを味わってみては?
BUSSAN

BUSSANの感想・評価

3.3
何度見直しても解らない部分が多過ぎる。

やっぱりハリウッド映画見るには聖書をじっくり読み込む必要があるのか…

理解出来てる町山さんはやっぱりスゲェ
ペグ

ペグの感想・評価

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鑑賞後、ネットの解説を読んである程度理解できた。
芸術家の闇がぎっしり詰まってて息苦しかった。

メタ表現の嵐で、1度観ただけじゃよく分からない気がする。
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