りょうすけ

バルド、偽りの記録と一握りの真実のりょうすけのレビュー・感想・評価

4.0
邦題:バルド、偽りの記録と一握りの真実
原題:BARDO, FALSE CHRONICLE OF A HANDFUL OF TRUTHS
制作年:2022年
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
キャスト:ダニエル・ヒメネス・カチョ
上映時間:160分
鑑賞方法:東京国際映画祭2022 有楽町よみうりホール 1F-C-10
メモ:
イニャリトゥの舞台挨拶つき上映。ちなみにTIFFには初参加で舞台挨拶があると決まってからチケットを取ったほどのにわか。舞台挨拶は10分程度だったが、過去に2年連続でオスカーを持って行った監督が目の前にいると思うとやはり緊張はした。

監督直々に「理屈ではなく感じろ」と言ってもらえたので映像を楽しむ気分で鑑賞。確かに何が起きているのかわからない映画だった。理屈は通用しない。しかしこれは映画でありなんでも通用される世界。舞台挨拶でイニャリトゥはブニュエルの言葉を引用して「映画は脚色された夢である」と。自分は映画に意味、理屈を求めすぎじゃないかと改めて思った。

正直この作品が限定公開で年末にはネトフリで配信されてしまうのが勿体無い。久しぶりに配信映画でこんなことを言った気がするが、観に行ける人は絶対映画館で観てもらいたい。映像美は「レヴェナント」と同等またはそれ以上。配信が始まったら通してではないにしても好きだったシーンをもう一回観たい。
りょうすけ

りょうすけ