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バルド、偽りの記録と一握りの真実のhoshinokanataのレビュー・感想・評価

3.7
イニャリトゥ監督自身を投影したような、メキシコ人映像作家のセルフアイデンティティを探す旅路を、悪夢的なドキュメンタリー風に描く物語。

メキシコ移民として、アメリカハリウッドで成功したイニャリトゥ監督。
バードマンのワンカット長回しや、バベルのメキシコとアメリカの歴史的背景と現在の緊張関係などを感じさせる描写。アカデミー賞撮影監督部門にノミネートも納得のイニャリトゥ節炸裂の白昼夢のような映像で描く。
英語とスペイン語チャンポンも、精神の揺らぎを表してるよう。
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