あろは

バルド、偽りの記録と一握りの真実のあろはのレビュー・感想・評価

3.5
出たり入ったりする赤子の命は、亡き息子の生きた証。

これは完璧に練り上げられたシナリオのある物語ではなく、断片的に投げ込まれたイニャリトゥ監督の記憶や幻想。それは私事のみならず、母国メキシコと20年暮らすアメリカとの、軋轢を伴った歴史の断片でもある。

中陰=狭間に生きるという概念。

製作費不明
あろは

あろは