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ボーンズ アンド オールのNのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
5.0
ルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメのタッグが大好きなので、何ヶ月も前から楽しみにしていた作品。

堪らない。ほんとうによかった。

テイラー・ラッセルとティモシー・シャラメの美しさといったらもう。

“Call Me By Your Name”を彷彿とさせる鮮やかでざらざらとした景色、気にも留まらないようなシーツや本、指のタトゥーやカセットテープといった小物たちの切り取り、思わず輪郭を追いたくなる人物の撮り方。ああグァダニーノだな、と思った。

孤独な二人の間にある、二人にしかない特別な空間が、いつまでも続いてほしいと願わずにはいられなかった。

ティモシー・シャラメが今を生きて、現在進行形で作品を残していく、そんな世界を目撃できていること、本当に幸せだって心から思う。たとえばリヴァー・フェニックスやレオナルド・ディカプリオのように、年月が流れても人に鮮烈な映画体験を与えてくれる唯一無二の俳優として、時を重ねるにつれて「名作」となっていく作品達のなかで、時間を超えて、彼はこれからも生きていくんだろうな。そうであってね。



血塗れのままThe kissをひとしきり踊ったあと鏡を見てふと我に帰って「...シャワー浴びるね」は流石に可愛すぎるよ!

ピンクのシャツと軟骨ピアスがすごく素敵だった。
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