今年のフランス映画一番じゃないかしら。。
悲しい。。。
そして、徒労感が残る。
みんなが書いてるようにカメラが止まらない。
カメラがずーと動く。場面が変わらないのです。
1917的というかゲームのストリーミング見てるみたいで正直疲れる。疲れる。やばい。徒労感半端ない。実験映像でもある。
それから物語はATHENAという架空のHLM(低所得者層集合団地)での暴動が描かれる。
皆さんの知ってるフランスじゃないですよー!
ラエンヌ、レ・ミゼラブル系フランスですね。アメリじゃないですね。ただアメリのカフェからほんの数10kmのところですけどね。
こういう分裂や分断、対立が起こるから移民は。。という人たち。そんな簡単な問題じゃないです。
彼らが破壊するHLMももとはといえば産業革命から、産業革命住宅というもののコンセプトへの理解、戦争からの復興、産業発展。、公共設備としての住宅・・・・フランスの歴史でもありそれに翻弄された人たちとその政策を施し国の発展に貢献した人たちのすみかなのです。
彼らの歯車がどこで狂ったのか。。
誰も幸せにならないこの社会システム。
もう近代ってなんだったんだろう?とさえ考えさせられました。。。この神話のアテナの名前とともに。。
歴史的にフランスだって内戦で生き延びてきた国なのでほんとうにこうなるかもしれない。もう歴史のページがめくられてしまったのか。。
主人公であるアブデルを演じたダリ・ベンサーラはあの最新の007で、マリック君の部下としてあっけなく北海道の島で殺されてたけど、、彼ハンサムよね。タヒールくんより、目がきつくていいっ!
こういう映画を仏教育省などと馴染み深い映画人が撮ってるフランスにレスペクト。まだまだ捨てたもんじゃない。
トラジェディの古典。
フランス、、よく頑張った。。🇫🇷
尊敬してるぜ。安心した。